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【コスパいい?】HARIOのコーヒースケール「ポラリス」【レビュー】

HARIOのドリップスケールの中で、ハイエンドのフラッグシップモデルの位置にいるのが「Coffee Scale POLARIS(ポラリス)」

今回はそのレビューをしていきます。
私が、同じくHARIOの「V60 メタルドリップ スケール」から買い替えてみた感想や、
他メーカーとの比較、世間の口コミをふまえた総評などをしていきます。

以下のような理由でポラリスが気になっている人の参考になれば幸いです。

この記事はこんな人におすすめ

  • 初めてのコーヒースケールとしてポラリスを検討中の人
  • 「ポラリスモード」が気になっている人
  • デザインが好き!って人
  • 別メーカーのスケールと比較検討している人

【結論】みんなに丁度良い、高コスパスケール。ただしポラリスモードは微妙

単純にコーヒー用のスケールとして、重さと時間を測るという基本機能だけ評価すると、「良くも悪くも普通」でした。
ただ期待しすぎていたということもあるので、やや厳しめの評価にはなっています。

実売価格7000円以下のスケールとしてはかなり優秀ですし、
私が使用していたV60スケールに比べ、格段に使い心地が良いです。

これより安い価格帯のスケールになると所有欲や見た目の美しさなどが低下するので、
ポラリスは、価格,機能,デザインの全てにおいて丁度良いって感じです。

ただ最大のセールスポイントである「ポラリスモード」が正直微妙でした。
機能として中途半端で、私はもう使っていません。

※ポラリスモード:注ぐべきお湯の量に対して現在何割まで注いでいるのかをパーセント表示できる機能

【メリット】ポラリスの良いところ

3つのメリット

  1. 反応速度が早い
  2. オシャレなデザイン
  3. コスパが高い

反応速度が少し早い

メーカーいわく反応速度が向上しているとのことです。(HARIOの従来モデルと比較)
これは、わずかですが私でも実感できました。
並べて比較してもわずか一瞬なのですが、この差って意外と抽出時に影響してきますよね。

とくにストレスなく快適に使えます。

ノイズレスな洗練デザイン

撮影の都合で暗くしてあります…

私はコーヒースケール選びにおいてデザイン性を重要視しています。

スケールはコーヒーを淹れるとき、目に入る時間が最も長い道具の一つだからです。
私は普段から目に入る位置に出しっぱなさしなので、インテリアとしても気にしています。

インテリアに馴染むという点において、ホワイトの選択肢があるのも嬉しいポイントですね。
(ホワイトにはデメリットもありますが…)

絶妙なコストパフォーマンス

ドリップスケールは下は2,000円代から、上は40,000円代とまさにピンキリ。

そんな中で6,000~10,000円の価格帯というのは以外と、競合が少ないんです。
Amazonでは多くの中華製スケールが出回っていますが、さすがに中華品に7,000円とか出したくないって人が多数派でしょう。

私は、HARIOがその価格帯に狙いを定めた商品開発をしたのではないかと予想します。

また、コスパ最強の定番スケールである「TIMEMORE Black Mirror basic 2.0)」が、ポラリスとほぼ同価格帯です。
つまり事実上、唯一のライバルとなっています。
ここに負ける商品を作るわけにはいかないので、性能もしっかり担保されているのでしょうね。

【デメリット】ポラリスの微妙なところ

  • ポラリスモードが微妙
  • 質感が低い
  • 乾電池式
  • シリコンカバーは別売り

ポラリスモードは未成熟で使いにくい

注水量の割合をパーセント表示できるって一見便利そうですが、
「思ったより使いにくかった」というのが私の感想。

その理由は2つあります。

  1. ブリューレシオは0.5%刻みでしか設定できない(1:16や1:16.5など)
    →0.5%の違いって意外と影響が大きい。
     0.1%単位での設定ができるようにしてほしい。
  2. ネットに転がっている抽出レシピのほとんどは、グラムで管理されている
    →レシピは1投目●●g,2投目●●g,3投目●●g…のように表されることがほとんど。
     パーセントで示されているレシピは見たことがありません。
     ということは、それが全体の何%にあたるのかを事前に計算しておく必要がり、
     結局計算が必要になるのではこの機能の意味がなくなってしまう。

本体の質感が高くはない

商品写真の雰囲気から高級感のある質感を期待していたが、
開封して箱から出てきた実物は、残念ながらその期待に応えるものではなかったです。
同じハリオのV60 メタルスケールと比較しても、正直チープな印象。

どうしても安っぽいプラスチック感を感じてしまう。
とは言っても、ハンドドリップするときの距離感で見る分には特に気になることはないです。
ホワイトはより顕著かもしれませんので、ブラックなら高級感ありそうです。

乾電池式

単3電池を3個使用する

私は充電式が好き。
なぜなら乾電池の購入や廃棄という管理をしたくないから。

ただ電池が切れた時に、交換さえすれば即復旧できるのが電池のメリットです。

他メーカーの同クラス以上のモデルは、ほぼ充電式です。
乾電池式が必須条件の人は、ポラリス一択ですね。

シリコンカバーは別売り

本体に載せるシリコンカバーは、別売り(定価¥2,750)です。
タイムモアやDifuliedのスケールは付属ですので、カバー分の価格を考慮すると価格差がなくなります。

カバーが不要な人からしたら、余計なものにお金をかける必要がないのでメリットになりますが、
カバーが必須な人には、デメリットになり得ますね。

他社のおすすめスケール

TIMEMORE(タイムモア) - Black Mirror basic 2.0

timemore.co.jpから引用

TIME MOREの「Black Mirror basic 2.0」は、
反応速度,デザイン,価格(安さ)のすべてのレベルが高く、まさにコスパ最強という感じの超定番品。
定価も同じなので、完全にポラリスのライバル視している製品です。

タイムモアのスケールは,ハリオの次にユーザーが多い印象で、
家庭用としてだけでなく、コーヒーショップなどでも使用されているのをよく見ます。

TIMEMOREの良いところ

  • 反応速度がやや早い
    →ごくわずかに早い(らしい)
  • 流速を測定できる
    →感覚に頼りがちな「注ぎのスピードや強さ」を数値化し、コーヒーの味の再現性を高めることができる
  • 充電式
    →1600mAhで電池持ちも良好。

TIMEMOREの残念なところ

  • 数値がやや見にくい
    →数字がボヤっとした発光でやや見にくいあ(ホワイトは特に)
  • 故障のレビューがやや多い
    →個体によるが、ここは日本メーカーのハリオに軍配か

DiFluid(ディフルード) - Microbalance

丸みのあるフォルムで可愛らしい見た目だが、中身は多機能なやつ。
中級者〜上級者を目指したい人向けのややマニアックなスケール。
ハリオやタイムモアより価格が高いものの、
コーヒーをよりディープに楽しんでいきたい人には「Difulied Microbalance」がおすすめ。

その最大の特徴は、専用アプリによるスマホと連携です。
同メーカー製のTDSメーターなどを組み合わせることで、さらに詳細なデータを分析できます。

DiFluidの良いところ

  • 専用アプリでスマホと連携できる
    →抽出データを記録・分析し、グラフ化し保存できる
  • 数値がめちゃくちゃ見やすい
    →背景が黒く、数字もクッキリしているので紹介したスケールの中で最も見やすい
  • 通常のスケールとしても優秀
    →タイムモアと同等の反応速度

DiFluidの残念なところ

スケール選びのポイント3選

ポラリス,タイムモア,Difuliedで比較したとき、重要なことは以下の3つです。

  1. 充電式or乾電池式(乾電池派はポラリス一択)
  2. ディープな世界に興味があるか(あるならDifulied一択)
  3. どのデザインが好きか(迷ったら見た目で選ぶ)

まとめ

過度な期待も禁物ではあるものの、
ポラリスモードというパーセント表示ができる機能は唯一無二です。
使いかた次第ではとても便利です。

ドリップスケールとして充分よくできていますし、
「HARIO製品が好き,デザインが気に入った」って理由だけでも買う価値はあります。

ただ正直、定価は安くはないです。
しかし現時点の実売価格であればコスパは高いと言えますので、はじめてのドリップスケールとしてもおすすめできます。

今回紹介したスケールはどれも人気ですので、
とりあえず買ってみて気に入らなければメルカリで売って別のスケールを買いなおすというのもアリですね。

高性能なコーヒースケールで、コーヒーライフをもっと豊かに!

じゃ、そゆことで!

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