『家で自分で入れるとお店の味と全然違って、なんか美味しくならないんだよね…』
『おれが入れるとまずくなる…どうやったら美味しくなんの?』
このような疑問をを抱いているコーヒー初心者は少なくないはず。
以前の私もその一人。
なんとなくお湯をゆっくり注いでみたり、なんとなくお湯の温度を90℃にしてみたり。
ちょっと良い豆を買ってみたりもしたけど解決しない。
そんな時、一つの本に出会いすべてが解決しました。
それがアジア人初のコーヒー世界チャンピオンである粕谷哲さんの著書
『誰でも簡単! 世界一の4:6メソッドでハマる 美味しいコーヒー』
でした。
という訳で、今回はこの本を参考に、
コーヒーの味に影響をあたえる要因と、
誰でも簡単に美味しいコーヒーを入れることができる方法を紹介します。
【まずいとは?】まずいコーヒーを定義する
まず最初に『コーヒー=苦い』という固定観念を捨ててください。
コーヒー豆は、元をたどれば果実です。
本来の味わいは、『甘味と酸味』になります。
苦味は基本的に、焙煎によって意図的に作られるものです。(例外あり)
また雑味(渋みや不快な苦味)という要素があり、これがコーヒー味を阻害しています。
まずいコーヒーとは、
甘味や酸味、適度な苦味といったポジティブな要素が薄くなり、
雑味というネガティブな要素ばかりが抽出されてしまった状態です。
苦みと雑味
私は、味わいとしての香ばしい苦味と雑味としての不快な苦みを混同して捉えてしまっていました。
この誤解をしている人は結構いるそうです。
『なんじゃこれ!苦すぎ!』ってときは、雑味が出まくっている場合がほとんどですね。
まずいコーヒーのほとんどは、濃すぎる
粕谷哲さんYouTubeで
『まずいコーヒーになっちゃう人の多くは、濃すぎるパターン』
とおっしゃっていました。
私もいつも通り入れて、
まずっ!と思ったコーヒーをお湯薄めたところ、
圧倒的に飲みやすくなりました。
そうは言っても、丁度よい濃度なんてわかんねーよ!
教えてくれよ!
では、原因から説明します。
なぜ、まずくなるのか
コーヒーの味に影響する要因はたくさんありますが、
根本的な原因は、知識不足です。つまり美味しくなる方法を知らないんです。
『いやいや、テクニックが重要なんでしょ?』
『知識って…わざわざ勉強とかしたくないし…』
と思った人もいるでしょうが、安心してください。
必要な知識はとてもシンプルです。
とりあえずこれだけ守ればOK!という、最も重要なことを3つ紹介します。
美味しく入れるために最も重要な3つのこと
味に影響する要素は複数ありますが、より重要度が高いものが以下の3つです。
- 粗く挽く(中粗挽き)
- 豆とお湯の比率は1:15にする
- お湯を注ぐ時間と量を測る
これは、粕谷哲さんのYouTubeで紹介していたことです。
私はこれを徹底することで、明らかに美味しいコーヒーを、
毎回同じように入れることができるようになりました。
↑ここ重要
【粗く挽く】安い豆こそ、粗く挽くべし
コーヒーはお湯に触れたところから、
酸味➞甘味➞雑味の順番で抽出されます。
つまりは、お湯が落ちる時間が長すぎると、
雑味の抽出が多くなるフェーズまで行っちゃうよってことですね。
一般に流通している安価な豆ほど、顕著に出やすいので、
粗めの挽き目をおすすめします。
私はこの方法で、
コストコで買った激安コーヒーが、スタバのコーヒーくらい飲みやすくなりました。
します。
【黄金比】豆とお湯の比率は1:15にする
コーヒーの黄金比
豆:お湯=1:15
(例)豆15gの場合、お湯は225g
これが最適な比率らしく、私はこれを基準として、気分と好みに合わせて濃度調整をしています。
薄くしたいときはお湯を増やし、濃くしたいときは豆の量を増やしてください。
この時も、挽き目は中粗挽きです。
【再現性】お湯を注ぐ時間と量を計測する
お湯を注ぐタイミングや時間を計測することも重要です。
計測することで再現性が上がり、毎回条件を一定にできます。
また、濃度などを調整したい場合、前回との差がわかりやすくなります。
粕谷さんの4:6メソッドでは、5投に分けてお湯を注ぎます。
1投目の蒸らし時間や5投目の入れ終わり時間など、
常に時間と量(グラム)を測ります。
前述の黄金比を利用するにも、スケール(はかり)が不可欠です。
時間を計るためにはタイマーも必要です。
おすすめコーヒー器具
HARIO(ハリオ) V60ドリップスケール VSTN-2000B
- 0.1g単位で重量を測定できます。
- タイマー機能もあり、抽出時間も計測できます。
TIMEMORE(タイムモア) C2 コーヒーミル
- 低予算かつ高品質のコスパ最強グラインダー
- 洗練されたデザイン性
- 粕谷哲さんもオススメ『グラインダーはケチるな』
※写真のモデルはC3
HARIO(ハリオ) V60 透過ドリッパー 01
- 4:6メソッドで使用されているHARIO製
- 超低価格
YAMAZEN(山善) 電気ケトル 電気ポット 0.8L
- 1200Wのハイパワーで水量300mLの場合は約2分で沸騰
- 1℃単位で温度設定が出来る
まとめ
- 豆は粗く挽き、過抽出を避け、豆の美味しいところだけを出す。
- 豆を粗く挽くことでお湯が落ちるスピードを早くでき、雑味の抽出を抑えます。
豆の美味しいところだけを引き出しましょう。
- 豆を粗く挽くことでお湯が落ちるスピードを早くでき、雑味の抽出を抑えます。
- 黄金比1:15を守る。
- 豆とお湯の比率を1:15にしましょう。
好みに合わせて調整は可能です。
氷を入れてアイスコーヒーにする場合は、相対的に豆の量を増やしましょう。(1:6~7くらい)
- 豆とお湯の比率を1:15にしましょう。
- お湯と豆の量、入れる時間とタイミングをしっかりは計測する。
- しっかり毎回はかることで、安定して美味しい入れ方を追求できます。
再現性が高まり、次回も美味しいコーヒーになります。
- しっかり毎回はかることで、安定して美味しい入れ方を追求できます。
- 適切な湯温(83〜92℃)でいれましょう。
- 浅煎りは高めの温度で、深煎りは低めの温度が最適です。
温度は高いほど抽出力が上がります。
- 浅煎りは高めの温度で、深煎りは低めの温度が最適です。
紹介した本や、器具はいろんな方がおすすめしている超良品です。
あなたのコーヒーを格段に美味しくしてくれます。
是非使ってみてください。
じゃ、そゆことで。