『自宅でコーヒーを入れるとなんか美味しくならないんだよなー』
『とにかく簡単に美味しくなる淹れ方を知りたい!』
そんなあなたの悩みを解決するコーヒーの淹れ方を紹介します。
結論:エアロプレスを使う

私の経験上、
エアロプレスという抽出器具を使うことが、最も簡単で美味しくなるコーヒーの淹れ方です。
そもそもあなたは、エアロプレスという器具をご存じですか?
ちなみに私はコーヒーに興味を持ってしばらく経ってから知りました。
そういう方は少なくないのでは?
ということで、次にエアロプレスの説明を簡単にします。

エアロスミス?
エクスプレス?
エアロプレス(AeroPress)とは

エアロプレスは、空気圧を使って抽出をする器具です。
大きく分けて、「チャンバー(外筒)とプランジャー(内筒)」の2つのパーツで構成されています。
例えるなら自転車の空気入れや注射器、ところてん突きみたいな感じの器具です。
似ているコーヒー器具にフレンチプレスというものがありますが、全くの別物です。
余談ですが、エアロプレスはアメリカの「AeroPress, Inc.」が開発したもので、
もともとはAEROBIE(エアロビー)というフリスビーを開発した会社です。
唯一無二の味わい
エアロプレスは以下の3つの味わいすべてを兼ね備えています。
世界に愛されるコーヒー器具

「WAC=ワールド・エアロプレス・チャンピオンシップ」というコーヒーの世界大会があります。
あなたのご想像通り、「エアロプレスを使って誰が一番おいしいコーヒーを淹れられるか」を競う大会です。
2023年には5000人が出場するほどの大規模な大会になっているようです。
つまり何が言いたいかというと、
エアロプレスはそれだけ世界的に人気があり、認められている器具ということです。
なぜエアロプレスは美味しくなるのか
私の経験上、エアロプレスを使って
『んー美味しくないなぁ』というような失敗をしたことがありません。
『それは私の腕が良いからです』
と言いたいところですが、残念ながらそうではありません。
公式の商品説明でも書かれているように、
「高度な技術が必要がなく、誰でも簡単に美味しいコーヒーが淹れられる」からに他なりません。
では、なぜエアロプレスを使うと簡単に美味しくなるのでしょうか。
調べた情報と経験を元に解説していきます。
テクニックがほとんどいらない
エアロプレスは、一般的なポアオーバーのドリップに比べ、テクニックが必要ありません。
お湯は一度に注ぐだけOKですし、丁寧に回しながら注ぐ必要もありません。
そのため、誰でも安定した味を作り出すことができます。
手順がシンプル

一般的なドリップのレシピで、3~5回に分けてお湯を注ぐとき、
「やべっ!お湯を入れ過ぎた!」
「あれ?3分過ぎてもまだ落ちきらねーし」
みたいな経験はないですか?

お、俺は毎日のようにあるぞ…
エアロプレスの基本レシピは、
お湯の全量を一度に注ぎ、一定時間待ったらプレスするだけです。
すごく簡単ですよね!
そもそも失敗する要因が極めて少ない抽出器具なんです。
ムラなく成分を抽出できる

エアロプレスはお湯にコーヒーを漬け込む「浸漬」をするので、
粉全体からムラなく均一に成分を取り出すことができます。
プレスして抽出するときは、
フィルターを通るので、雑味が取り除かれクリーンな味わいに仕上がります。
これがフレンチプレスとは大きく異なる部分でもあります。
美味しさだけじゃない。エアロプレスの魅力
軽量コンパクトで持ち運びやすい

写真の通り、片手に収まるほどのコンパクトな作りです。
フリスビーのメーカーということもあってか、プラスチック製で軽量です。
また割れにくいこともあり、キャンプなどのアウトドア用としてのニーズも多いです。
豊富なレシピ

一見単純な構造見えますが、様々な使い方をすることができます。
ネット上には、さまざまなレシピがに存在しています。
それだけアレンジしやすいという証明でもあります。
公式サイトや代理店にもレシピが掲載せれていますが、
私のおすすめはの畠山大輝さんのレシピです。
ものすごく簡単かつ美味しくなるので、
私は『これしかダメだ!』ってくらいこのレシピを使い倒しています。
*畠山大輝さん
2021年 ワールドブリュワーズカップ準優勝
2024年 ジャパンブリュワーズカップ優勝
チャンピオンの淹れ方【畠山大輝さん】
基本情報


★最高に美味しいレシピ【写真で解説】
1.プランジャー(内筒)のゴムパッキンが、チャンバー(外筒)の④マークより少し下の位置になるようにする

2.サーバーにお湯を入れて温めておく

3.蓋にペーパーフィルターをセットし、全体にお湯をかける

4.本体をスケールに載せ、0表示をしてから粉をの中に入れる

5.タイマーをスタートし、230gのお湯を注ぐ

6.蓋をセットする(リンスしたことでペーパーが落ちにくい)

7.蓋の穴からコーヒーの液体が少し出てくるところまで外筒を押し下げ、タイマーが2:00になるまで待つ

8.タイマーが2:00になったらサーバーに載せ、軽く回し揺らす(微粉が上に浮いてくる)

9.タイマーが2:15になったら、ゆっくりとプレスを開始する(3:15で底づきする程度スピードで)

【まとめ】エアロプレスで美味しいコーヒーをもっと身近に

俺はこういう道具に頼るようなことは嫌いだ!
己の技術を磨いて旨いコーヒーを入れるんだ!
こういう人は少数派です。
コーヒーへの興味関心が高い人は、難しいことでも積極的に取り組むことができるでしょう。
しかし、ほとんどの人からしたら、簡単に美味しいコーヒーが飲めたほうが良いですよね!
もちろん私もそう思います。
そんなあなたや私には、やっぱりエアロプレスは最強の武器となります。
もちろん、今後興味が高まっていったとしても、エアロプレスは使えます。
さまざまなレシピにチャレンジしたり、オリジナルレシピをつくって楽しめます。
そんな懐の深さがエアロプレスの魅力です。
まだ試したことのない人はぜひ使って、美味しいコーヒーを淹れてください。
じゃ、そゆことで。
