朝は戦場。
自分自身で設定したスマホのアラームにイラつき、悪あがきのスヌーズ。
結局ぎりぎりまでベッドの中にいたせいで、残り時間はあとわずか。
ブザービートかのようにきるタイムカード。
そんな人達であふれる道路や電車の中は、まるでバトルロワイアル。
私がそんな退屈な状況から抜け出せたのは、「朝コーヒーを淹れる習慣」を手に入れてからでした。
結論:幸福感と集中力が向上する


おいおい、ついに怪しいスピリチュアルな話か?
違います。
精神論ではなく、科学に基づく効果や私自身の経験から出した結論です。

あんたは暇だからだろ!
朝は忙しくて、そんな時ねぇわ!
いやーわかります。
ただそうじゃないんです。
むしろ逆です。
忙しいからこそコーヒーを淹れる時間を意識的につくるんです。
自分自身を取り戻せ
朝の行動って「やらされている」「やらなければならない」行動ばかりではないでしょうか。

6:00に起きなくちゃ…
弁当も作らなきゃ…
ゴミ出しもしなきゃ…
これらって自分のために「やりたい」ことではないですよね。
毎朝の5〜10分、自分のためにコーヒーを淹れる。
それだけで無意識レベルで、自分が時間をコントロールしている感覚になります。
これが「セルフ肯定感」の爆誕です。
朝のコーヒーがくれる3つの効果

朝にコーヒーを淹れるという習慣には、
集中力や幸福感の向上につながる効果が、大きくわけて3つあると考えています。
そして、おまけが1つ。
- マインドフルネス効果
- ルーティーンによる効果
- カフェインによる効果
- 圧倒的的余裕の演出(おまけ)
マインドフルドリップ
コーヒーのドリップはマインドフルネスの実践としてかなり優秀です。
マインドフルネスとは、「今この瞬間に注意を向けること」であり、
判断や評価をせずに「ありのまま」を感じることを目的としています。
コーヒーのハンドドリップって、まさにそれが求められる行為なんですよね。
朝の静かな時間、
この一連の流れに集中していると、なんとも言えない心の整い方します。
朝のハンドドリップは、味わいだけでなく、そのプロセス自体に価値があります。
ルーティーンコーヒー

ルーティーンといえば、イチローだな
ルーティーンがあると、「次に何をすればいいか」が明確になっているため、安心感とか、落ち着きを感じやすくなります。
正直、「今日は布団から一歩も出たくない…」という日だってあります。
でも、そんな朝でも「とりあえずコーヒーだけ淹れよう」と思えるのがハンドドリップの不思議なところ。
気合を入れる必要もなく、「まあ、やっとくか」のノリで始められるのは、ルーティーンの強み。
一杯のコーヒーが、その日のリズムを立て直してくれるかもしれません。
カフェインチャージャー
コーヒーで眠気が覚めるというのは常識的ですし、体感したことがある人のほうがが多いことでしょう。
それはもちろん、コーヒーに含まれるカフェインの効果があるからです。
カフェインは脳を覚醒させ、集中力を高める効果があります。
ただし、カフェインの過剰摂取は体に悪いのでやめましょう。

エナジードリンクでカフェインを摂取してしまうのは、もったいな「」
圧倒的余裕の演出(おまけ)
「朝からドリップしてる」と聞いて、どんなイメージを持つだろうか?
恐らくこんな感じに言われるでしょう。
「すごっ、よくそんな時間ありますね‼」
「え、何時に起きてるんですか⁈」
本意は知らんが、すべて賞賛の声と受け入れましょう。
他人に自宅のコーヒー器具を見られる機会があれば、もうこっちのもの。
圧倒的な余裕感と無敵感を生み出します。
注意点と続けるためのコツ

気をつけたいポイントや、より良い習慣にするためのコツ3つを紹介します。
- 「ながらドリップ」は避ける
- 簡単の淹れ方にする
- 前日の準備がカギ
「ながらドリップ」は避けよう
ドリップ中にスマホを見るのはやめましょう。
他のことを始めてしまうと、お湯の注ぎ方やスピードにムラが出てしまいます。
結果的に味のブレにもつながりますし。
なにより、コーヒー習慣から得られる効果が無くなります。
なのでスマホの奴隷からは解放されましょう。
“コーヒーに集中する時間”として楽しむべきです。
前日の準備がカギ
朝はどうしても時間との勝負になりがちです。
習慣化するまでは、朝のハードルを下げるために、
前日の夜に以下の準備をしておくと、朝がぐっと楽になります。
簡単な淹れ方,レシピにする
いきなりこだわり過ぎることはお勧めしません。
どうしてもって時はドリップバッグでも良いでしょう。
習慣化させるためのおすすめは以下の2つです。
- 電動グラインダーを使う
まずは手間を少なくしましょう。
扱いやすさと、挽く早さが優秀な「Fellow」がおすすめです。
- 簡単な抽出器具やレシピを使う
覚えにくいようなレシピをつかうと「あれ?何グラムだっけ?」となりがちです。
そのたびに調べていたら、すぐに嫌になります。
HARIOのV60ドリッパーを使った「4:6メソッド」のように、シンプルで覚えやすいものにしましょう。
抽出時間の短いエアロプレスもおすすめです。


まとめ:朝が戦場から、セレモニーへ
多くの人にとって朝は「時間との戦い」と思っている。
スマホのアラームに3回裏切られ、布団と熱い攻防戦を繰り広げ、気づけばもう出発10分前。
…そんなドタバタな朝を卒業したい方にこそ、「ハンドドリップのある朝」を取り入れてほしいです。
ハンドドリップは、ただのコーヒー作りではありません。
それは、自分をゆっくり起こすための儀式(セレモニー)であり、心を整えるため作業なんです。
完璧じゃなくてもいい。
お湯の温度が適当でも、ドリップバッグでも、時にはインスタントだって、
毎朝コーヒーを淹れてる“あなた自身”が素敵なんです。
朝の一杯で、あなたらしい時間を取り戻してください。
朝にコーヒーを淹れたあなたは、もうすでに「ひとつ勝ってる」。
それだけで、ちょっと世界が優しくなる。
じゃ、そゆことで。