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【やらないとマズい】コーヒーミルの掃除方法【手挽きと電動】

みなさん、コーヒーミルのお手入れちゃんとしてますか?

年末の大掃除企画ということで今回は、
手挽きミルと電動ミルの掃除方法や、おすすめのお手入れグッズを紹介していきます。

こんな人におすすめ!

  • ミルは毎回簡単に手入れをしているけど、分解したりしてガッツリ掃除したことはない…
  • そもそもやり方がわからない、分解するのもなんだか怖い…

※今回紹介するミルは、『コマンダンテ C40』と『Fellow Ode Brew Grinder Gen2』になります。

ミルの掃除をサボると…

次に淹れるコーヒーの味に雑味が出る

これは言うまでもないかもしれませんが、
ミルに残った超細かなコーヒーの粉(微粉)は次に豆を挽くときに混ざります。
成分が過剰に抽出され、不快な苦味や雑味が強くなる原因になります。

挽きムラが生じる

挽いコーヒー豆の粒の大きさを粒度と言い、粒度毎にどれだけの割合で存在しているのかを粒度分布といいます。
どんな高級なミルを使っても100%同じ粒度だけで揃うことはありませんが、
良いミルほど狙った粒度(ダイヤルの設定値)の割合が多く、綺麗で美味しいコーヒーになります。

掃除をサボっていると、残っている粉が刃の回転の摩擦抵抗となり、挽き目のムラに繋がります。
それによって味を不安定にさせてしまうのでなるべく避けたいところです。
せっかく買ったお気に入りのミルの性能を、なるべく引き出すためにも掃除しましょう。

ミルを痛め、寿命を縮める

摩擦抵抗が増えるというとで、刃に余計な負担がかかります。
機械のように油をさすことができないので、ミルの寿命を長くするためのメンテナンスとしては、
綺麗に保つことが、最も重要で唯一の方法になります。

どんどん掃除が大変になる

時間が経つにつれて、ミルに残った粉が湿気や油分でガチガチに固まったり、こびりついてしまうことがあります。これが進行すると、どんどん手入れが大変になり、より労力を要することになります。

【おすすめ】必要な掃除道具

あると便利な掃除グッズ

  • ブラシ(細めで毛が長いものが理想的)
  • ブロワー(ノズルが適度に長いほうが良い)

手挽きミルの掃除方法【Comandante C40 】

ここからはハンドミルのお掃除方法を紹介していきます。
今回はコマンダンテを使って紹介していますが、
コスパ最強ミルのタイムモアC2やC3はもっとシンプルなのでご安心ください。

ダイヤル周辺を清掃する

ここはサクッと7割くらい綺麗にすればOKです。

粒度調整ダイヤルを外す

粗くなる方向(反時計回り)に回し続けて外します。
ダイヤルが外れたときに刃が落下しないように、本体は上または横向きで行うと良いです。

バー(刃)を取り外す

刃はミルの命ですので、丁寧に扱いましょう。
コマンダンテの刃を鋭いので指を切らないように注意です!

スプリングを取り外す

クリクリ回しながら引くと抜けやすいです。
ここは結構粉が溜まりやすいところです。

シャフトを引き抜く

写真の矢印部分にワッシャーがあります。
シャフトを抜くときに紛失しないように注意です。

本体内部と取り外したパーツを綺麗にする

ここまでで外した部品や本体内部を、ブラシやブロワーで掃除します。

元通りに組み立てなおす

外した手順と逆の順に組んでいけば大丈夫です。
ワッシャーには向きがあるので、よく確認しましょう。
不安になった方は下のイラストを参考にしてみてください。
(自作イラストなのでご了承ください。)

ワッシャーの向きに注意

ワッシャーは表と裏で形状が異なります。
段がある面がミル本体の内側を向くように取り付けます。
(組み立て方法は、前述のイラスト『コマンダンテの構造』を再度ご確認ください)

電動ミルの掃除方法【Fellow Ode Brew Grinder 】

ここからは電動ミルのお掃除方法を紹介していきます。
電動ミルは機種によってメンテナンス方法が大きく違う可能性がありますので。
ご自身の使用している機種の説明書をよくご確認ください。

今回は私がおすすめしている『Fellow Ode Brew Grinder Gen2』で紹介します。

粒度調整ダイヤルを一番粗い位置にする

粒度調整ダイヤルを最も粗くなる11メモリの位置に設定します。

前面のカバーを取り外す

手前にまっすぐ引くと外れます。
結構固いので少し不安になるかもしれませんが、
一か所から無理に外すのではなく、四つの角を少しづつ均等に隙間を広げていくように外せばOKです。

ねじ4本をプラスドライバーで取り外す。

2時→8時→10時→4時→2時…(※これを3回くらい繰り返す)の順で少しずつ緩めて外します。

写真の丸で囲んである位置のビスを外します。
時計の2時,4時,8時,10時の位置にある大きめねじです。

中心にあるキーを取り外す

中心にオーガキーというアルファベットの『Ⅰ』の形をした部品があります。
写真のように刃を奥に押し込むと、このオーガキーが取り外せます。(ポロリ注意)

刃を取り外す

隙間に指先を入れてゆっくり手前に抜き取ります。

取り外した刃と本体内部を清掃する

ここまでに外した部品と本体内部をブラシやブロワーで掃除します。

外した逆の手順で戻していく

基本的には逆の手順で戻すだけです。

刃の溝と本体の中心軸の溝の位置を合わせ、
オーガキーをセットします。

粒度調整ダイヤルを固定していた4つのビスは、
締めるときも均等に少しずつ締めてください。
ビスは最初に反時計回りに1周ほど回してから締めていくと、ねじ山をピッタリと合わせやすいです。

【閲覧注意⁈】数か月溜め込んで出てきた粉がコレだ

500円玉サイズ以上に粉が出てきました。
なんか耳かき的なスッキリ感がある♪

この量を見て「めっちゃ多いなー」と感じるかもしれませんが、
このFELLOWの電動ミルは、静電気除去機能と残った粉を落とすノッカー機能がついているので、少ないほうかもしれません。

こういう機能面からもやっぱりオススメです!

【まとめ】思い立ったが吉日

こういう少し手がかかる掃除って、なんだか腰が重いですよね。
でもだからこそ、年末という機会は時間的にも気持ち的にもチャンスです。

この記事を読んでいる時点で、やる気があったはずです。
ぜひこのあと、少しだけでも掃除始めてみてください。
やる気は、やっているうちに出てくるものです。(作業興奮といいます)

思い立ったが吉日です。
綺麗にして、美味しいコーヒーを入れましょう。

じゃ、そゆことで。

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